はじめに
研修医を終えて、名札から「研修医」の文字が消える。
「あ〜ついに専攻医か…」とちょっとだけ背筋伸ばして、
いよいよ“本物の医者”としてのスタートか〜と思ってた。
でも、実際始まってみたら——
「これ…まだ研修医の延長戦ちゃうん?」って思ったのが本音。
「責任感」だけ一人前にやってくる
専攻医になると、まず「責任あるよ感」だけが急にくる。
患者さんの主治医として名前がつき、方針を自分で考える場面も増える。
看護師も「研修医の…じゃなくて主治医の先生に相談してみてください」って言われるようになる。
「はい、そうですね~。それは~~」(何もわからんけど、とりあえず相づち打っとこ)って感じがほとんどやった。
実はまだまだ“守られてる”
実際のところ、専攻医になったからといっていきなり何でも任されるわけやない。
困ったら指導医はすぐ呼べるし、ちゃんと裏で見てくれてる(ていうか見てないと怖い)。
治療方針を立てても、
「それでいいと思うけど、○○の値は見た?」
とかサラッと指摘されて、結局フル添削。
つまり、外から見える「任されてる感」と、内側の「全然自信ない感」のギャップがエグい。
おわりに
専攻医になったら急に責任が増える。
確かにそう。
でも、実際はまだ“ちゃんと守られてる”。
一人前になりきれない不安と、
ちょっとずつ進んでる実感が入り混じるのが、この時期のリアルやと思う。
研修医が終わってからの道も、
“いきなり自立”じゃなくて“ゆるやかな自立”なんやな〜と今は思ってる。
となんかえらく上から言ってみたけど、実際のところ今でも全然わからんことも多い。
医者は一生勉強と誰か言ってた気がするけど、割とそうなんかも知れんと思ってる今日この頃でした。
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