研修医時代を振り返って【各科の印象もあるよ】

勤務医日記

はじめに

自分は1浪して某私立医学部に入学し、なんとかストレートで卒業。
そのまま大学病院で研修医として働き始めた。
2年間の研修を通して、いろんな科を回ったけど、今回は当時の印象を超ざっくり振り返ってみる
これから研修する人とか、昔の自分みたいな医学生にも参考になる……かは知らんけど、思い出としてまとめとく。


内分泌・代謝・糖尿病内科

とにかく緩い
緊急入院は少なくて、いきなり死にそうな患者も基本いない。
ただし、血糖・電解質の数値管理はめちゃ細かい(事がある)。
手技はルート取るぐらい。女医さんも多めで、ハイポ系には結構おすすめ。


腎臓内科

ここも割とゆるめ
でも地味にCVや腎生検があるので、手技経験はちょっと積める。
ただ、腎生検カンファは何言ってるか全くわからんかった。
後半は「はい!そうですね!(理解度:ゼロ)」で乗り切った。


精神科

初診の問診をするだけで、何もしてない感MAX
でも今になって思う。
せん妄とか不眠対応、もうちょいちゃんと教えてもらっとけばよかった…。
特に内科系に進むのであれば、軽く教えてもらった方が…後々役立つ…と思う。


麻酔科

最初から最後まで圧倒的ブラック
朝5時出勤、夜9時退勤がデフォ。プラスで居残りとかの謎制度で普通に12時の時もあり。
1ヶ月経つ頃にはアラームなしで勝手に目が覚めるようになってて怖かった。
正直、一番キツかった科かもしれん。
挿管は出来るようになったら2週間は楽しい。麻酔科終わったらすべて忘れる。


救急科

チームで回ってて、担当日に来た患者を診るスタイル
…が、なぜか全然来なくて、重症患者は2ヶ月で1人だけ。
他の人のサポートをしてる時間がほとんど。CVのサポートとか。
CPAとかは割と怖くないけど、工事現場で機械に巻き込まれた系の症例がマジで無理。トラウマレベルや。


神経内科

ゆるい。ルンバールが出来る様になる。
診断がメインやけど、呼吸状態が悪い患者が多い時はなかなか大変
基本的には、なんかよくわからんけどステロイドぶち込んでたら良くなってた記憶しかない。


小児科

子ども苦手な自分の克服目的で選んだ科。
……だったのに、オーベンが完全にハズレ
正義感の塊で、自分のやり方を押し付けてくるタイプ。
教えてもくれへんし、カンファはパワハラ全開。
小児科の先生、マジで尊敬してるけど、自分には無理やと思った。


消化器内科

ハイパー内科の代表格
上部内視鏡が好きな人は、ずっとカメラ触ってる。
肝臓チームは外来→腹水穿刺→外来の無限ループ。
膵臓チームになるとERCPで毎日居残り。
緊急入院も多くて大変やけど、みんな生き生きしてる人が多い。陽キャの集まり。


おわりに

こんな感じで、2年間でいろんな科を回った。
いま振り返って思うのは、「どこが合う・合わん」は働いてみなわからんってこと。
あの頃はひたすら回すだけやったけど、
こうやってまとめてみると、いろんな気づきもあったんやなと。

これからも、勤務医として経験してきたことや副業に踏み出した理由なんかも、
ちょいちょい書いていこうと思ってます。

※完全に個人の感想です。

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